ドラマ版半沢直樹を見たのがきっかけで池井戸潤作品にハマってこれまで何冊か読んだのでそれのまとめと個人的ベスト作品(シリーズ)をまとめてみます。
目次!
半沢直樹シリーズ
やっぱり池井戸潤といえば半沢直樹ですね。
自分がこれまでの人生で読んだ本の中でも1番ってくらいにおもしろい。
銀行の融資課で働く半沢直樹が自分の身に降り掛かる不正に立ち向かっていく話。
半沢直樹シリーズは現在4冊あります。
ベタですけど支店長や常務取締役や政治家など自分より格上の相手と戦うのがカッコイイですね。
銀行員を始めサラリーマンの鏡だと思います。
ロスジェネの逆襲と銀翼のイカロスはいいのですが、俺たちバブル入行組とオレたち花のバブル組という1作目と2作目のタイトルがややこしいので注意。
入行が1作目で花のバブル組が2作目です。
そしてロスジェネが3作目、銀翼のイカロスが4作目です。
花咲舞シリーズ
「不祥事」と「花咲舞が黙ってない」という2作品。
女版半沢直樹の花咲舞が銀行の不正や不祥事を正していくという内容。
この花咲舞シリーズの1番大きな特徴というのは短編集になっていることです。
2,30ページで1つの回になっているのでサクサク読めます。
半沢直樹が融資課の話なのに対して、花咲舞は臨店の話です。
で、臨店というのは全国各地の問題が起きた支店に行き指導する仕事です。
なので今回は横浜支店の話、次は五反田支店の話という感じで、1支店1短編になっています。
「不祥事」が1作目で「花咲舞が黙ってない」が2作目です。
半沢直樹を読んだことある人は特に「花咲舞が黙ってない」は必読でしょう。
半沢直樹がちらっとですが登場しますので。
アキラとあきら
これも銀行の話。
「あきら」という名前の登場人物が2人いて、その2人が主役。
貧乏天才あきらと金持ち天才あきらの幼少期から大人になるまでの話。
序盤の幼少期や学生時代の話は、普通に小説として読めるが池井戸潤的面白さはない。
しかし銀行に入行してからは池井戸潤的面白さが爆発してて一気に読めた。
というか幼少期は完全に前振りですね。
金持ち天才あきらは人生何不自由なく生きてこれたが大人になった後で苦労をする。
その時に貧乏天才あきらが助けるという内容。
池井戸潤の銀行物はハズレがなくて面白いです。
下町ロケット
池井戸潤の小説といえばエリート銀行員の話と中小企業の社長の話が多い。
上3つが銀行の話でしたが、下町ロケットは中小企業の社長が中小企業の意地を見せるぞ!という内容で、帝国重工という超大企業と戦う話。
2作目のガウディ計画というのはロケット部品のノウハウを活かして医療機器を作る話です。
とにかく一難去ってまた一難、またまた一難去ってまたまたまた一難・・でようやく最後の最後に報われる。
空飛ぶタイヤ
上下巻あります。
運転中のトラックからタイヤが外れて、そのタイヤが通行人の女性に当たってしまい死亡事故が起こる。
その事故の責任をとある自動車整備会社に押し付けられてしまった。
そこの社長が自分の会社に責任はないと証明するために奮闘する話。
これも中小企業の社長が大企業や警察、世の中相手に戦うストーリー。
下町ロケットと同じで最後には報われるがそれまではひたすら一難去ってまた一難の繰り返し。
事故を起こした会社としての世間からの風評被害によって受注が減り、息子がいじめられ、その時に父親として社長として何ができるのか、何をするべきなのか・・
人の上に立つ仕事の大変さ、一家の主としての責任感などなど・・心は折れても立ち向かわなければならないから社長や父親というのは大変ですね。
僕にはきっと務まらない。